Q&A(水質センター)

Q. 水道水が赤いのですが?
A. 水道管内の鉄さびに原因があると考えられます。水が透明になるまでしばらく捨ててください。場合によっては、水道管の取り替えが必要になることもあります。
Q. 水道水に黒い異物が出てくるのですが?
A. 水道の蛇口に使用されているゴムパッキンや、ゴムパイプの劣化によるはく離などが原因と考えられます。
Q. アルミニウム製容器の内面が黒くなるのですが?
A. 一般に「アルミニウムの黒変化現象」と言われ、人体には無害です。アルミニウム製品の表面にアルマイト加工した腐食防止用の被膜(アルマイト膜)が劣化し、アルミニウム素地が露出したため、水道水中の微量の鉄、銅等と反応し黒変化したものとして知られています。
Q. アルミニウム製容器の内面に白い斑点ができるのですが?
A. アルミサッシ等に白い斑点が見られるのと同じ現象で、アルミニウム製容器内面のアルマイト処理した被膜が劣化して、アルミニウムが空気や水道水中の酸素と反応することにより、白くなることがあります。
Q. 浴室のタイルや食器の水切りカゴ等が黒くなるのですが?
A. 常に湿った状態にある場所では、空気中の細菌やカビ等が繁殖しやすくなっており、浴室のタイルや壁、タオルなどで繁殖し、黒色に着色したものと考えられます。
Q. 水道水が白濁しているのですが?
A. 水道水をコップに汲んだ時に、下の方から徐々に透明になる場合は空気によるものだと考えられます。
空気による白濁は水質異常によるものではなく、安全性に問題はありません。
Q. やかんや蛇口等に白い固形物が付着するのですが?
A. 水道水には、カルシウムやマグネシウムと言ったミネラル分が含まれています。これらのミネラル分が、白い固形物として付着したものだと考えられます。
白い固形物は水道水に含まれているミネラル分であり、安全性に問題ありません。
Q. 水道水で作った氷の中央部が白く濁っているのですが?
A. 水が凍る時、水だけが外側から徐々に凍っていくため、水道水中に溶けている空気やミネラル分が中央部に集まり、白い浮遊物として残ることがあります。
この白い浮遊物は水道水に含まれているミネラル分や空気であるため、安全性に問題ありません。
Q. 浴槽の水が青く見えるのですが?
A. 海や湖が青く見えるのと同じで、光の散乱によって人間の目には水が青く見えることがあります。
特にアイボリー系の浴槽でこの現象が顕著に見られます。
Q. 飲み残しのお茶が紫色になるのですが?
A. 水道水中に含まれる微量の鉄分がお茶に含まれているタンニンと反応し、紫色のタンニン鉄ができることによります。
タンニン鉄自体は有害ではありませんが、空気中の細菌やカビ等の雑菌がお茶の飲み残しに繁殖することもありますので、容器をよく洗ってから使用してください。
Q. ふきんが紫色になるのですが?
A. 空気中には数多くの細菌やカビ等の雑菌が浮遊しており、汚れや湿気を含んだふきんに雑菌が繁殖し、紫色のシミになったものと考えられます。
特に梅雨期に雑菌が繁殖しやすく、この現象が見られることがあります。
Q. 浴室のタイルや衛生陶器がピンク色になるのですが?
A. 空気中には数多くの細菌やカビ等の雑菌が浮遊しています。これらの中で、霊菌と言われる細菌が、汚れや湿気の多い浴室等で繁殖して色素を形成し、浴室のタイルや衛生陶器をピンク色にします。
Q. 水道水からカルキ臭(塩素臭)がするのですが?
A. 水道水は、水道法により塩素消毒が義務づけられています。このため、給水地域や気候・体調により塩素臭を感じることがありますが、この臭いは水道水が病原菌等の汚染から守られ、安全な水の証と言えます。
塩素臭が気になる場合は、沸とうさせたり水を冷やすことで解消されます。
Q. 水道水を汲み置きしていた容器がヌルヌルするのですが?
A. 汲み置きした水道水は、時間の経過とともに消毒用の残留塩素がなくなっていきます。残留塩素が消失すると容器内で雑菌が繁殖し、容器の内面がヌルヌルすることがあります。長期間の汲み置きは避けるようにしてください。
Q. 水道水を水槽に入れたあとに、魚を入れたら死んでしまったのですが?
A. 水道水で魚を飼育する際、残留塩素を除去する必要があります。また、水槽の水の取り替え時の温度差など、環境変化により魚が死ぬことがあります。